新型コロナウイルス(2019n-CoV )が日本を襲って月日が経っていますが、
この度WHOから新型コロナウイルスが引き起こす病状について
名前が決まりました。
新型ウイルスの病状「COVIDー19」と命名されました。
WHO=世界保健機関は、新型のコロナウイルスが引き起こす病状について、「COVIDー19」と名付けたと発表しました。
WHOのテドロス事務局長は11日、スイスのジュネーブで記者会見を開き、中国を中心に感染が拡大している新型のコロナウイルスが引き起こす病状について、「COVIDー19」と名付けたと発表しました。
「コロナウイルス」と「病気」の英語表記や、感染が報告された年を組み合わせたとしています。WHOは、5年前に、病名によって、特定の国や民族などにマイナスの影響が出ることがないよう、地名や人の名前は避けるという指針を定めています。テドロス事務局長は「地名や動物とは関係ない名称にする必要があった。これ以外の呼ばれ方によって、負のらく印が押されることを防ぐことは重要だ」と説明しました。
一方、新型コロナウイルスの治療法やワクチンの開発などについて協議する専門家の会合も11日からジュネーブで始まりました。電話やインターネットを通じた参加も含めて、世界各地の研究者や中国で治療に携わる医療関係者などおよそ400人が12日までの2日間、意見を交わし、有効な治療法の確立やワクチン開発に向けた計画を作成することにしています。
引用元:新型ウイルスの病状「COVIDー19」と命名 WHO | NHKニュース
発音は「コビッド19」でいいのかな。
病状全体を指す言葉が決まり、呼びやすくなりました。
COVID-19のワクチン計画
国立研究開発法人日本医療研究開発機構には以下のような報告がありますした。
中華人民共和国で令和元年12月に初めて報告され、その流行が世界各国へ拡大している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して、速やかな研究開発が必要な状況にあります。
(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)
血清抗体診断法は未だ確立されていない。
このウイルスの性状や病原性などの解析は未だ十分でなく、ウイルスの病原体検査系に関しても医療現場で使用可能な迅速診断系や血清抗体診断法は未だに確立されておらず、COVID-19疑い患者の病原体検査は極めて困難な状況である。
(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)
治療薬開発は感染阻害分子の探索し創薬へ。
現在、中国を中心に大流行している新型コロナウイルス(2019-nCoV)について、感染機構の解明ならびに構造生物学的データを基盤にして、また、化合物スクリーニングなどを通じて、ウイルス感染を抑制する感染阻害分子の探索を行い、その治療薬の創製を目的とする。
(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)
ワクチン開発はこれから。
2019-nCoVに対する有効な治療薬とワクチンを開発することを目的として、
1)2019-nCoV感染症の動物モデルを確立する。
2)2019-nCoV感染患者から樹立した2019-nCoVに対するヒトモノクローナル抗体が治療用抗体として有用であるのかどうかを動物モデルで検証する。
3)コロナウイルスの感染防御抗原であるスパイク(S)蛋白質をコードする遺伝子ワクチンを作製し、同ワクチンの感染防御効果を動物モデルで検証する。(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)
要は、まだまだこれからですってことならしいですね。
詳細をみたければリンク元をどうぞ。
富士フィルム(富山化学工業)が開発したアビガン錠はどうなんでしょう?
アビガン錠200mgは効くの?
ネットではアビガン錠に期待する声が多数あり、
NHKなどのメディアにもその単語があがったとかないとか。
テレビでも取り上げられたりするならすごいことですが
多くの人は知らないはずです。
アビガン錠200mgの流通体制は複雑。
特殊記載事項があり、縛りのあるアビガン錠200mg
本剤は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。本剤の使用に際しては、国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め、最新の情報を随時参照し、適切な患者に対して使用すること。
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症に対する本剤の投与経験はない。添付文書中の副作用、臨床成績等の情報については、承認用法及び用量より低用量で実施した国内臨床試験に加え海外での臨床成績に基づき記載している。(添付文書より抜粋)
効能効果にも縛りがあるアビガン錠200mg
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る。)
(添付文書より抜粋)
動物実験では催奇形性があるとのこと。
警告
動物実験において、本剤は初期胚の致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと(「禁忌」及び「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)。(添付文書より抜粋)
アビガン錠(ファビピラビル)の作用機序
細胞内でリボシル三リン酸体(ファビピラビルRTP)に代謝され、
ファビピラビルRTPがインフルエンザウイルスの複製に関与するRNAポリメラーゼを選択的に阻害すると考えられている。
アビガン錠を活用して中国では製薬を開始
FNNPRIMEのニュースによると中国政府は、この国産のアビガン錠の成分を活用し製薬を開始した模様です。
新型コロナウイルスのエアゾル感染はあるのか?厚労省は「証拠なし」としている。
海外では、新型コロナウイルスは
「エアゾル感染の可能性がある」という
見解を示す専門家もいるようです。
前回解説した
- 飛沫感染
- 接触感染
に加わるとすると
これで3つ目の経路の可能性が浮上することに
なりますね。
日経ビジネスのこちらの記事で詳細みれます。
ちなみに前回記事はこちら。
新型コロナウイルスが猛威を奮って日数が経ちます。メディアでは連日報道はされている通り終息する見込みは今のところ見えてきません。というのも政府対応が遅い。遅いだけでなくひどい。もう意図的に感染を広げているとしか[…]
まとめ
とりあえず速報的にまとめてみた形ですが、
色々情報が飛び交っているだけに、ソースをおさえながら
今後も新型コロナウイルスを追っていきたいと思います。