花粉症シーズンに差し掛かってきましたね。
この時期相談が増えるのが、子供の花粉症対策です。
小児科の処方箋を取り扱っているときは
特にお母さん方からご相談をよく受けました。
今回は子供が花粉症にならないようにするために
気をつけることをまとめてみたのでご興味ある方はご一読ください。
この記事はこんな人におすすめ!
- 子供の花粉症アレルギー対策方法が知りたい方
- 花粉症アレルギーに限らず、子供に優しいセルフケアが知りたい方
この記事の解説している人の実績
みてきた実績をもつ薬剤師。
【専門資格】
・認定薬剤師2012~
・実務実習指導薬剤師2016~
・衛生検査技師2011
・青森県糖尿病容量指導士取得2007
子供が花粉症・アレルギーにならないようにするために気をつけること
ポイントは、「大人と子供は全然違う!」ということです。
具体的に何が違うかというと・・・
- 免疫機能は発展途上。
- 肌もまだまだ未熟。
- 薬剤や添加物などに過敏。
成人を過ぎている大人と違い、子供の場合は
身体の機能も心の状態もまだまだ未成熟で発展途上。
デリケートなところも多いのです。
花粉症をはじめとするアレルギーへの対策は
より一層注意したいところです。
アレルギー疾患患者数が増えている。

少し古いデータですが、この約20年の間にすべてのアレルギー疾患が横ばい又は増加となっています。令和に入った現代では、もっと増えている事が予想されます。
全体として若い世代が多くなっている。

【花粉によるアレルギー性鼻炎】
平成13年に実施された財団法人日本アレルギー協会の全国調査に
よると、スギ花粉症の有病率は、全国平均約12%であった。出典:リウマチ・アレルギー対策委員会報告書(平成17年)
ところが、その6年後では、
【花粉を含むアレルギー性鼻炎】
平成18年における全国11か所における有病率調査では、鼻アレルギー症状を有する頻度は、47.2%であった。出典:リウマチ・アレルギー対策委員会報告書(平成23年)
と見解を変えているくらいです。
疫学的にも確実に増えているアレルギー疾患患者数。
原因は何が考えられるのでしょうか?
原因の多くが環境変化。
清潔になりすぎた。
花粉症もそうですが、アトピーなどのアレルギー疾患は戦後はほとんどなかったといいます。
しかし、それから我が国は、経済発展を遂げて、みるみると衛生環境が改善されるにつれて、むしろ抵抗力がなくなっていったと言われています。
今や除菌・抗菌をうたう商品が多く、
かえって過剰に免疫が働くようになっていると言われています。
もちろん、不衛生さは感染症のリスクが高まるので
衛生面が整っているのはとても良いことです。
要は、バランスの問題です。
現代は、過剰になりすぎている面が多いのかもしれません。
アレルギーとは異なりますが、
トイレのウォシュレットの普及で、
かえって痔になる患者さんが多いと肛門科の医師が話していた事があります。
やはり、清潔すぎるのは身体にとって好ましくないのかもしれません。
外で遊ばなくなった。
かつては、家内で遊ぶよりも外で身体を動かしてみんなで遊ぶ事が多かったはずですが、時代が変わり、現代では家でスマホやゲームをして過ごす子供が増えている傾向があります。
近所の公園をみても、週末家族連れで賑わうくらいで、普段は誰もいません。
昔は、野球やバスケ、サッカーなどしたものですから寂しい光景です。
少子化の影響もあるでしょう。
家にいることで、ハウスダスト、ダニ、カビ、ホコリなどのアレルゲンに暴露する時間も増えたと考えられます。
古き良き日本の家とは異なり、現代の家はとにかく密閉度は高いです。
換気や通気を積極的に行わなければ、アレルゲンにさらされ続ける環境なのかもしれません。
肌のバリア機能が弱くなっている。
もともと子供は大人と違い、肌のバリア機能は弱いですが、昔と比べて公衆衛生が改善されていることもあり、抵抗力がなくなっているようです。
アトピーを始めとするアレルギー疾患の訴えが多いです。
肌のバリア低下には、やはり適切なスキンケアが大切です。
赤ちゃんに使う場合は特に注意すべきでしょう。
幼い頃のケアのミスが後々尾を引くかもしれません。
オススメなのは、断然
無添加のオーガニックスキンケア商品です。
例えば【Amazon&楽天 No.1】アロベビー 国産オーガニックベビーローションなどは
- 新生児から使用可能で
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大手アマゾンや楽天のベビースキンケアでもNo.1を獲得しており、多くのお母さんたちに支持を得ている商品です。ひよこクラブをはじめとする多くの雑誌でも話題沸騰していますね。
単品で購入してみて、気に入ったら定期便で安く続けてみる事が可能です。
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あかちゃんのための国産オーガニックスキンケア
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あかちゃんの表皮は大人の約半分くらいといわれ、バリア機能が不十分であることは再三説明しました。外的刺激に弱く皮脂の分泌も不安定ですからね。
ですので
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は一切使わず、自然の恵みを最大限に生かすオーガニックの植物成分を採用しています。国内のオーガニック認証を得た工場で作られるbabybuba(ベビーブーバ)をみてみるとより詳細がわかりますよ。
食品添加物まみれになって汚染されている。
日本は世界でもまれに見る食品添加物大国です。
EUやアメリカで禁止されているようなものでも、平気で添加されています。
食品表示基準も甘く、よほど気を配らない限り、必ず何かしらの添加物を食してしまいます。
食物アレルギーは原因抗原の種類あるいは加齢により耐性化するため有病率も各年齢で異なる。わが国の大規模有病率調査から、乳幼児有病率は5~10%、学童期は1~2%と考えられる。成人の大規模な調査はないため不明である(アレルギー疾患診断治療ガイドライン2010)。近年は、全年齢層での重症例の増加、成人での新規発症例が目立っている。
出典:リウマチ・アレルギー対策委員会報告書(平成23年)
食の欧米化が当たり前となってしまい、
今や糖質制限ダイエットなども流行ったおかげで
お米を食べなくなった人も多く見受けられます。
朝はパン、牛乳、ベーコン、スクランブルエッグ
これらを食べて家をでる。洋食スタイル。
小麦、牛乳、卵はアレルギーを引き起こすアレルゲン食品として有名ですし、ベーコンなどの加工食品には、多くの食品添加物が入っています。
以前は私も時間がないからと加工食品を食べていましたが、
添加物の危険性を知るにつれ、今は全く摂取しなくなりました。
子供は自分で取捨選択する知識がないだけに
この何を食べさせるのかはご両親が決めていくしかありません。
もし、あなたが食品添加物の危険性に疎いなら
お子様の健康は脅かされてしまいます。情報を取りましょう。
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親のアレルギー歴
子供は親からの遺伝子を引き継いでいます。もしご両親のどちらかがアレルギー体質であれば、多くの子供に遺伝します。
親子揃ってアトピーと言う例は珍しいことではありません。
一緒に暮らしていると食もライフスタイルも似通っているので、改善に向けては家族全体で改善していく事が必要でしょう。
遺伝的な要因だけで罹患率は高まりますから
発症リスクを軽減させるためにも
できるだけ早期に
かつ症状が軽いうちに対処、又は治療を開始しましょう。
腸内細菌のバランス崩壊。
実は近年、アレルギーと腸内細菌との間には関係があると指摘するものがいます。私もこの考え方には賛同的です。
免疫機能自体に腸内細菌が影響しているという医師もいます。
腸内細菌の種類を覚えて、意識的に腸内環境改善しよう!
善玉菌(カラダのミカタ)
- ビフィズス菌、アシドフィルス菌、フェーカリス菌など。
悪玉菌の侵入を防ぎ、蠕動運動を促進し便通改善をします。
悪玉菌(カラダのテキ)
- ウエルシュ菌など。
腸内環境悪化させる働きをします。
脂質や動物性タンパク質を好み、便通悪化をもたらします。
日和見菌(中立の立ち場で優勢側につく)
腸内の善玉菌、悪玉菌の多い方に味方する特徴がある菌群のこと。
腸内フローラの善玉菌を多くして腸を整える。
生後3ヶ月から飲めるのがこちら。
近年注目のクリスパタス菌(KT-11株)
クリスパタス菌(KT-11株)は、2003年頃から注目を浴びています。
発見経緯はスウェーデンやアメリカで産道を通ってきた赤ちゃんが、実は喘息やアレルギーのリスクが低いということがわかり、その理由がクリスパタス菌をもっているためということで、一気に注目され始めたのです。
【AFC】100組以上の親子の声から生まれたキッズサプリメント
日本予防医学研究所と健康食品販売実績45年以上のAFC共同開発商品。生まれてきた時にお母さんからもらう話題のクリスパタス菌(KT-11株)の他、約530人の要望が込められて開発されています。生まれた後も見守りたい…そんな親の子を思う気持ちをカタチにした商品。子供のための栄養マルチサプリメントというありそうでなかった商品です。
(購入者様)
何かこども向けで良いサプリメントはないかな、と思い見つけたのがこちらでした。お試しで購入してみると、子どもたちのお気に入りに。ハートの形の粒もかわいいし味も良いみたいで、毎日夕食後、寝る前の日課になりました。
(たねちゃん。さま:20代)
開けたらすぐラムネのような甘い香りがします。これなら子供も嫌がらず飲んでくれそう♪匂いがとっても美味しそうなんです!!
(somatti6goさま:40代男性)
野菜不足気味な12歳の息子と、習い事でハードな運動を毎日やっている8歳娘に良いかも、と思い購入しました。子どもにサプリはどうなのかな?と思っていたのですが、書いてある説明を見る限りは良さそうですね。味も美味しいみたいで、2人でポリポリ齧ってます。1本ではまだわからないけれど、気に入ってくれたみたいなので様子をみたいと思います。
毎日のサポートに【ベビー乳酸菌】Rakuten4冠達成。クリスパタス菌、ビイフィズス菌、食物繊維、オリゴ糖配合でかつ、アレルギー物質不使用。栄養補助食品。【ベビー乳酸菌】
は「GMP」を取得した高い品質を立っ持つための仕組みづくりを徹底している国内工場で製造しています。トレーサビリティにも取り組み、製造された全ロットサンプルならびに製造記録を5年間保存しております。
(20代・女性)
美容も健康も大事にする私にとっては、魅力的なサプリでした。国内生産で安心できました。
(40歳・男性)
ヨーグルトが苦手なわたしですが、アレルギー物質不使用なので安心して飲めました。
(30代・女性)
楽天でも選ばれているサプリメントで、安心しています。公式ページから購入したほうが安くて、お買い得でしたから定期購入で続けています。
まとめ
子供が花粉症・アレルギーにならないように
原因を見ていきながら、親として何が出来るのかをご提案してみました。
アレルギー疾患は、軽度のものから中程度、重度のものまで幅広くあります。
ただいずれも生活する上では非常に厄介で辛いものです。
下手をすると、一生お薬を飲み続けて症状をコントロールしていかなければなりません。
お薬の長期使用は、必ず多臓器に何かしらの影響を与えていきます。
アレルギー体質は、
生活環境から受ける刺激が重要な要素をしめていますから
正しい知識を持ち、徹底して対処・見直しをしていく事が脱出のコツです。
生活習慣は、身につけてしまえば案外と楽ですから
出来る工夫から行っていくようにしましょう。